2008年6月2日月曜日

高級金属素材パーツに萌え



泥で汚れているイメージのモトクロッサーですが、クールに美しく撮ってあげたいと常々思っていました。そしてファクトリーマシンに採用される超高性能なパーツ達。これらにもまたカメラマン魂をくすぐられます。
NC旋盤の削り痕やチタンの焼け色、砂型の地肌に溶接ビートなど、これはもうたまりません。今風に言えば「パーツ萌え」でしょうか?
設計する人や部品を作った人、そして出来上がったパーツを組むメカさん達の「バイクを速くしたい」「ライバルに勝ちたい」という気持ちが、マシンと共にライダーに託される。その魂が詰まっているから、ファクトリーマシンはぞくぞくするほどの魔力を持っているのでしょう。 
今回の2008SXのstaticにはマシンのクローズアップがたくさんありますが、中には「これは何年前のバイク?」っという写真も混じってます。実は今年のAMA-SXの第3戦はレトロナイトと称して、86年のコースを再現したり、80年代風のライディングウエア着たり、歴代チャンピオンのサイン会などの企画が目白押しでした。
というわけで各メーカーも懐かしい80〜70年代のファクトリーマシンを展示。ギャラリーの写真にある2ストマシンやダブルプロリンクもその展示車を撮影したものです。
昔のマシンは今ほど工作機械が進化していませんでしたから、各所に手作り感があります。そのせいか現在のマシンよりも「勝ちたい」という魂が、より濃く見えているような気がするのです。