2009年7月4日土曜日

身体で覚える


最近、国内でいくつかのロードバイク対象のライディングスクールの撮影をしました。
スクールの前半は走りが硬くても、後半では上達した生徒さん達が楽しそうに走っているの見ていると、ホントに自分も走りたくなる(実は撮影の翌日に近所の駐車場で、一人復習ライテクしたこともあります・笑)。
それぞれの先生に独自のライディング理論があって、油断すると撮影するのを忘れて聞き入ってしまうほどに興味深いし、目から鱗がドサドサ落ちます。
ところが色んなライディングスクールに行ってみると、教え方が正反対な事もある。その代表的なものが「外脚加重」と「内脚加重」。
なぜこんな正反対な操作をしているのに、どちらもバイクはちゃんとコーナーを曲がれるのでしょうか?

鳥は航空力学を知らないのに、自由に空を飛べます。
同様にほとんどのライダーは走行中、バイクにどんな物理的現象が発生し、機械的作動が行われているのか、気にしないままバイクを走らせている。
スクールの生徒さんの興味も「どう操作をすればバイクがスパーンと曲がってくれるか」で、運転操作だけを集中して練習します。そしてみるみる上達するのですが、まさし「頭よりも身体で覚えろ」方式でした。
これはロードバイクですから「公道で予期せぬ事が起きた時に、考えるよりも身体が早く反応して危機から逃れる」という効果も想定しているのでしょう。

自分の場合は「その時バイクのタイヤは…サスは…エンジンは?」なんて余計なことを考えてるから、へたくそライダーを卒業できないのでしょうか?
先人曰く、頭でっかちは空気抵抗がデカイ。
と自分でまとめた所で気分を変えて、今回の写真はAMAのROCKSTARギャルズです。ピットを颯爽と歩く彼女達の姿に、思わず振り返る君の気持ちが良く分かる。
はて、彼女達もウォーキングの練習とかするのかな?