2009年4月29日水曜日

6ポイント








チャンピオン本命2人が競り合ったあげくに接触して転倒、そしてスチュワートのリタイヤで幕を開けた2009年のAMAスーパークロスが、そんなこんなでもう最終戦のラスベガス。
今週末、スチュワートがリードに6ポイントの差を付けて、最終戦のスタートを切ります。
第2戦以降、2人とも7位が1回ずつあるだけで、残りの1位と2位はこの2人に独占されています。
どっちがチャンピオンになっても、それに相応しい活躍をしたシーズンだったと言えるでしょう。

少し更新をさぼったので、今回は写真を3枚掲載します。
1枚目はスチュワートのトレーラーのバックドアにある自分の会社のJSのロゴ。ゴールドなのが超クール。レース中はドアが伏せてあるので、滅多に見れません。
2枚目は全日本モトクロスの平田優選手。優君のスクラブは、これまた滅多に見れません。成績も2連勝&3ヒート連続優勝と絶好調。全日本モトクロスを観戦したい方はこちらを参考に。
3枚目は全日本ロードレースです。これは125ccクラスの競り合いシーンですが、全日本選手権ではなんと2スト250クラスが今年で最後のシーズンとなります。
世界チャンピオンの宇井選手も走ってますから、ぜひ見に行って下さい。
会場によっては250クラスの決勝は土曜に行われますので、前もって情報収集のうえお出かけ下さい。

2009年4月17日金曜日

Speed for...


ロードレースの会場に行くと「あれ? 今日はなんでまた?」なんて言われます。
でもね、俺はバイク全般なんでも好きなんだよ。
オンもオフもツーリングもレースも全部好き。
乗るのも好きだし、撮るのも好き。
それぞれに違う「萌え」があって写真を撮る事をエンジョイしてます。

この写真のライダーは亀谷長純選手。
今年の開幕戦のJSB1000(国内の最高峰クラス)は2度の赤旗中断で荒れたレース展開となった。
亀谷選手は2度ともクラッシュに巻き込まれ、幸い怪我はなかったものバイクはボロボロに。
3度目のスタート時には本番用バイクとスペアバイクのニコイチ状態だったが、好スタートを決めてトップを快走。。
一時、トップを伊藤真一選手に譲ったものの、転倒によりふたたび亀谷選手がトップに立って優勝となった。
詳しいリザルトはこちら


この亀谷選手はバイクを降りると、本当に笑顔の可愛い良い人なのだが走りは熱い。
このヘルメットのテッペンが前を向いたまま加速状態に入る所が、亀谷選手のかっこええ所だと思ってます。
2度の赤旗で夕日がドンドン傾いきましたが、そこを逆手にシルバーの皮ツナギのギラリを強調してみました。

2009年4月6日月曜日

Jagermeister


ドイツのお酒でイエーガーマイスターと読むのだそうだ。
自分が小学生だった頃、タミヤのプラモデルラジコンカーのポルシェ934を作りましたが、たしかこのマークがついていたと思います。
と思ってたら今でもこちらで売ってました。
懐かしいぃ。思わず大人買いしてしまいそう。

なんでもドイツには鹿の角に精霊が現れたという伝説があるとか…。
レース場以外でもプロモーションしているようですが、スーパークロスではKTMチームをスポンサード。
イメージカラーがどちらもオレンジでフィットしやすい。

かつてはビールのクワーズやタバコのキャメルがスーパークロスのメインスポンサーになったことがありました。
ブラッドショーやスタントンが活躍してた頃の話です。
アメリカでは日本よりはモトクロスがテレビに登場する機会も多いのですが、ニュースでスーパークロスの結果を紹介した後で、映像を見ていたアナウンサーが「未成年なのにアルコールの宣伝ですか…」と一言。
くれぐれも未成年の飲酒や飲酒運転は厳禁ですよ。

2009年4月3日金曜日

セッティングとプレッシャー


久しぶりに走行シーンの写真です。
ライダーは今年からヤマハYZ-Fに乗り換えたスチュワート。
アナハイム2なので、レトロっぽいミッキー・ダイモンドレプリカを着てました。

これはフープスで振られて(顔が進行方向を向いている)リアが右に流れたのを、懸命に修正しようとしているシーン。
ハンドルポストが腹に食い込むくらい上半身が前に行ってますし、下半身もギュとYZ-Fをホールドしています。

これは狙って撮ったんですが、今シーズン序盤のスチュワートは狙わなくても撮れるくらいフープスでは振られまくってました。
原因はサスペンションセッティング。
いくらセッティングを煮詰めたつもりでも、本番のコースはシーズンが開幕しないと走れないスーパークロス独特の怖さです。
一方、リードのRM-Zのセッティングはバッチリで、フープスを矢の様にまっすぐ突き進むその速さに、スチュワートと彼のチームスタッフは慌てたでしょう。
それでもスチュワートは第2戦からはライバルを押さえ、中盤戦を前にセッティングも煮詰まり、安定した速さで連勝を重ねました。
彼とYZ-Fの速さはこの連勝している時が本来の速さだし、ハプニングが無ければ連勝は続くはず…でした。

開幕戦で落とした25ポイントや中盤戦のデイトナでのスタート直後のクラッシュもあり、今日の時点では、残り4戦でトップのリードと2位スチュワートの差は8ポイント。
ここからスチュワートが3戦連続で優勝できれば、リードが2位キープでも1ポイント逆転して最終戦を迎えられる。
凄まじいプレッシャーの中、残り4戦を連勝しなくてはいけない。
速さは誰にも負けないが、マインドの弱さが課題と言われていたスチュワート。
追いかける展開なのはかえって好都合か?
今週末のレース会場は彼の地元とも言えるフロリダのジャクソンビルだ。